初心者でもわかりやすい!アンティーク家具のお手入れ

日々のお手入れは乾拭きで十分!
アンティーク家具を保有すると、初心者は何かとお手入れをしたくなるものです。しかし、普段のアンティーク家具のお手入れというのはこれといって特別なことをする必要はなく、乾拭きをこまめにしておけば十分。あれこれと塗りたくる必要はありません。乾いた柔らかい布を使って拭くことで、アンティーク家具の艶を高められます。また、ダイニングテーブルなど日常的に使用するアンティーク家具の場合には、しっかり絞った布巾で水拭きをすればよいのです。
蜜蝋やワックスを使用する場合
しかし、アンティーク家具の持つ風合いを良くするためには、特別なお手入れも時には必要です。そのときに使用するのが、蜜蝋ワックスやオイルです。蜜蝋を使用する前には、まずは基本の乾拭きをします。乾拭きをすることで、汚れやホコリを落とすことができます。次に、蜜蝋ワックスを木目に沿って塗布し、その上で柔らかい布で拭き取ると艶が出ます。そして、最後にオイルを塗って完成です。これを定期的に行えば、風合いの良いアンティーク家具へと変化していきますよ。
お手入れよりも直射日光や湿気に注意!
実は、アンティーク家具にとってお手入れよりも大切なことは、直射日光や湿気に気をつけることです。アンティーク家具というのは、長年使われてきたものであるからこそ、直射日光や湿度にとても弱いという特性があります。それらに晒されると、乾燥で割れてしまったり、はたまた湿気によってカビが生えてきてしまうリスクが高まります。そこで、特に普段遣いをするアンティーク家具は、直射日光や高温多湿を避けることが重要です。
“アンティーク家具”と呼ばれる家具というのは、「制作されてから100年以上が経過した家具」と定義されています。